私の喫煙歴
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きっかけ
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私の家庭は祖父も父もヘビースモーカーで、私が物心ついた頃にはタバコの煙にかこまれていました。でもそれは今のようにタバコの害とか副流煙による害が知られていない頃で、どこに行っても青く漂うタバコの煙のある風景があり、それが子供の私には大人のいる安心感のある風景のように映っていたように思われます。
そのような中で育った私もタバコを吸う年頃になり、大学を目指し生活の大半を受験勉強に勤しむ中、ちょっとした好奇心でタバコを買って吸ってみました。まあ、その時は親父や祖父の吸っていたタバコってどんなものなんだろう?タバコを吸うっていうことが一人前の大人への関所みたいな感じで、なんだかワクワクした感じでタバコを買ってきて火をつけたことを覚えています。
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常習化
それは一種の後ろめたさと、俺も大人になったんだという親離れするための隠れた儀式のようなものだったような気がします。
私が最初に吸ったタバコはカレントで、当時ニコチンもタールも一番少ないいわゆる軽いタバコだったのですが、初めて肺にまでニコチンを入れると、今まで経験したことのないような脳のふらつきと重みに思わず寝転がってしまったことを覚えています。
でも、そのような脳の反応が受験勉強に疲れていた自分の頭にひとときの安らぎを与えてくれ、ストレスを取り去ってくれました。
チェーンスモーカーへ
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それからはタバコの本数は徐々に増えていき、毎日2~3本だったものが2日で1箱程度に増えるのにそれほど時間はかかりませんでした。でも、その当時は浪人だったしある程度セーブできていました。
しかし、翌年無事大学に合格してからは開放感と時間的な余裕もあり、すぐに1箱半程度吸うようになりました。
そして社会人になりストレスが多く、その当時は職場でも大半のものがタバコを吸い、今のようにタバコの害について叫ばれていなかった中、毎日欠かさず50本吸うようになっていました。
それは風邪で熱があるときや、喉が痛い日は本数が多少減るときはありましたが、決して休むことはありませんでした。そしてさらにアルコールが入ったときにはプラス20本とまるで蒸気機関車のように吸っていましたね。(^_^;)
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