ニコチンと戦わない
ニコチンと戦わないって?
禁煙を成功させるための最大のポイントは何か?それは、決してニコチンを吸収したいという欲望、つまりタバコを吸いたいという欲望と戦ってはいけないということです。
私たちが禁煙を始めると血液中のニコチン濃度が薄くなり、身体はニコチンを求めます。また、ニコチンがほとんど抜けていても気持ちがとんがってくると、長年の習慣でタバコを探し、口にくわえ火をつけたくなります。
ここで、私たちはタバコを我慢するという考えに気持ちを持っていってはいけないんです。だって我慢するという思考自体がストレスを生み出しニコチンが欲しくなるため、ニコチン君の思う壺となってしまうからです。
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タバコはこの世の中に存在しない?
じゃあどうすればいいか?それは我慢するんじゃなくって、タバコの存在を完全に無視すること。つまり、そもそも「タバコはこの世の中にはどこにも存在していないんだ」ってタバコの存在・ニコチン君の存在を否定してしまえばいいんです。
バカな事をいうなって言われるかもしれませんが、朝の起き掛け、食事の後、神経を使う仕事の合間、ニコチンが切れてくるとそれを補おうとする身体の反応が出てきます。つまりニコチン君が自分の存在をアピールし、「タバコ吸ったら気持ちよくなるよ」って耳元でささやいてきます。そして、皆さんは脳はタバコを吸えばそれを抑えることができるってことを知ってるからついついタバコに手を出します。
でも、
・元々タバコやニコチンはこの世の中に存在しないんだ。
・この妙な感覚は体調不良から起こってるんだ。
・2~3日辛抱すればきっと元に戻るだろう。
ってタバコやニコチン君の存在を否定してやれば、喫煙を我慢することで生まれるストレスは、少なからず抑えることができます。
戦わず存在を無視する
ばかばかしく思えるかもしれませんし、「現実にこの世の中に存在するものを否定するなんてできるわけないよ」って言われるかもしれません。でもニコチン君の存在を認めてタバコを吸うことを我慢するとなると、四六時中彼とまともに戦うこととなり、かなりの苦痛を伴います。そして、よほどの決心と精神力がないと敗戦は目に見えています。実際にタバコを吸いたいときに「1時間だけタバコを吸うのを我慢するぞ」って思って何もせず時計を見て1時間辛抱してみてください。それはかなり長い1時間になるでしょうね(苦笑)。
それよりもタバコのことを頭から取っ払って、他の事をしてたらあっという間に1時間くらい過ぎてしまいます。それに、実際やってみるとウソみたいですけど、タバコやニコチンの存在を消すってことは割と簡単にできるんですよね、だって戦うより無視する方がずっと楽で簡単なことも脳は理解していますから・・・。(*^^)v
くどいようですがタバコの中のニコチン君と戦うことは彼の思う壺ですし、ニコチン君が一番苦しむのは自分の存在を冷たく無視されることで、無視されることによってその存在感は急激に小さく弱くなってきます。タバコを吸いたくなると自分の中でニコチン君が苦しんでいる様、そして出てくるたびに徐々に小さくなっていっているさまをイメージしてまた無視してやってください。
ウソみたいですけど、実際にためしてみて私はこの思考法が禁煙に一番効果があったと考えています。
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