タバコをやめられない方へ 私の簡単禁煙方法とその効果を紹介します

ニコチンの性格を知る

ニコチン君ってどんな性格

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」っていう孫子の有名な兵法がありますが、禁煙についてもこの言葉は生きてきます。

禁煙中にはニコチン濃度が低下することによって身体にさまざまな変化が現れてきますが、事前にこれを想定しスムーズに心や体そして生活を対応させていくことは禁煙成功へのキーポイントです。

禁煙は長丁場の試みです。数ヶ月禁煙してても、お酒の場で1本吸ったばかりにまた吸い始めたっていう話はよく聞きますし、私もこの落とし穴にはまりました。

ニコチンの離脱症状について

じゃあニコチンはタバコをやめても、数ヶ月も私たちの血液中に存在してるんでしょうか?実態はタバコをやめるとニコチンほぼ3日間で身体から抜けてしまいます。

それではどうして禁煙してから3日を過ぎてもタバコを吸いたくなるのか?それはタバコに含まれるニコチンは、脳内の神経伝達物質のひとつであるアセチルコリンと同じような働きをするため、喫煙することによってニコチンがアセチルコリンの受容体と結びついて脳を覚醒させ、頭を一時的にスッキリさせることができます。

しかし、ニコチンを常に摂取していると、アセチルコリンの分泌量が抑えられ、ニコチンがその代りをすることが体の中で習慣化されてしまいます。このため、喫煙している人は、タバコを吸わないとボーッとしてしまうニコチン依存症に陥ってしまうというわけです。

そして、禁煙によりタバコを止めてもアセチルコリンの働きがタバコを吸う前の状態に戻るまでには、3~4週間かかるため、3日ほど禁煙してニコチンをすべて体の中から追い出しても、禁煙の離脱症状からはまだ完全には抜け出せておらず、頭がボーっとしたり強い睡魔に襲われたり、イライラしたりというような症状が残されることになります。

つまり禁煙を始めてから最初の3~4日までのニコチンを体から追い出す期間が一つの節目、次の節目はアセチルコリンの分泌が元の状態に戻る3~4週間目までがもう一つの節目であり、頑張りどころといえるでしょうね。

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離脱症状を乗り越える

ただし、最初の節目を乗り越えればタバコを吸いたいという欲望はかなり弱くなってきてますし、さらに日を追うごとにそれは弱まってきます。四六時中タバコのことが頭から離れない状態から、一日数回小さくなったニコチン君が耳元でささやく程度になるまでそれほど時間はかからないと思います。そして、ニコチンの影響が薄れてくるにつれ、咳が減り、食べ物がおいしくなり、階段を駆け上がっても息切れしにくくなった体の変化に気づき始め、それがタバコを止めることへの後押しとなってくれます。

あとは私たちの身体が緊張したときタバコを吸うと気持ちがスーっと和らぐことを覚えていたり、食事の後に一服する心地よさを覚えている、いわゆる習慣性の問題で、ニコチン君の亡霊を懐かしく思う自分を克服するだけですが、それはそれほど苦痛なことではなく、しかも2~3か月すればタバコの存在すら思い出さない日が続くようになってきます。(*^^)v

アルコールは要注意

ただ、ここで気をつけなくてはいけないのは酒宴の場です。最初に少し触れましたが、私も禁煙をはじめて4~5か月経ち、タバコのことを思い出すこともほとんど無くなった頃、友人とお酒を飲む機会がありました。ところがその友人は器用な人間で、普段全くタバコを吸わないのですが、お酒を飲むときだけ数本タバコを吸い、また禁煙状態に戻ることができるのです。

アルコールの影響で気が大きくなっている私の前に、久しぶりにニコチン君の亡霊が出てきて耳元で囁きました、「簡単、簡単。君もできるよ。」。その友人から一本タバコをもらって久しぶりに肺の奥まで煙を吸い込みました。

それからは頻繁にニコチン君が私の目の前に姿を現すようになり、徐々に彼の甘い囁きに耳を傾けるようになりました。アルコールを飲んだ時一本だけ→まあ3本までならまた元に戻れるよ→アルコール飲まなくても食後の一服くらいはいいんじゃない?こんな風に徐々にタバコの本数は増えていき、ひと月後には再びだれにも負けないチェーンスモーカーに戻っていました。(^^;

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